豊口 健

とよぐち・けん
(ピアノ、アコーディオン)

 

1960年、札幌市に生れる。
札幌北高校在学中よりモダンジャズの虜となり、独学でジャズピアノをはじめる。卒業後、市内のライヴハウスに出演を重ね、1982年、8号倉庫、教育文化会館小ホールなどで自己のコンサートを催す。
23歳で「プレイボーイクラブ札幌」のハウスピアニストとなり、米西海岸・ハワイからの様々なタイプの歌手の伴奏を長く勤め、歌心を学んだ。その後、ホテルアルファ札幌での演奏は15年に及び、その間幅広いジャンルのスタンダードソングを研究し続けて、「1001」のあだ名がつく。
2002年より、様々な作曲家やジャンルの音楽にテーマを定め、ジャズアレンジ(即興)のソロピアノで演奏する「豊口健ピアノマジック」のライブを始める。なかでも2010年10月に、えぽあホールで催されたコンサートでは、オリジナル曲と自己のライフワークと位置付けるガーシュインのフォークオペラ「ポーギーとベス」をジャズアレンジで14曲演奏し、積年の望みをひとまず成し遂げた。
また、黒岩静枝、宮田あやこなど札幌が世界に誇るアーティストのバンドとそのアレンジも担当するなど、作・編曲の分野にも力を注ぎ、自作曲「Snow White~Dream Dancing」を演奏して富士メガネのCM(2007-08年)にも登場した。
ジャンルを超えて共演した国内外のアーティストはエド・シグペン、ボビー・ワトソン、イドリス・ムハマッド、ビリー・キング、デューク・エイセス、雪村いずみ、鈴木章二、谷啓、水森亜土、Mr.マリック、向井滋春、酒井俊、浜田均、大坂昌彦、加藤真一、水橋孝、金子晴美、タイガー大越、中本マリ、桑名正博、加奈崎芳太郎、嵯峨治彦などなど数知れない。
近年はアコーディオンも演奏し、ミュゼットやタンゴの研究、シャンソンにも取り組んでいる。
教育の分野ではジャズピアノ、ジャズヴォーカルのオーソリティとして、ムーヴ音楽院ジャズ科主任講師を務めたり、札幌市生涯学習センター「ちえりあ」に講師として深く関わってきた。
現在の主な出演先は、「ハーフノート」をメインに、「デイバイデイ」、「ガーシュイン」など。

 

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