ススキノ繁華街のビルの一室に店を構える「おはようぐんまちゃん’s」は、一度聴いたら忘れられないネーミングのとおり、群馬県出身の高橋マスターのライブバー。
だが、その店名にダマされてはいけない。
郷土色豊かな民芸調のお店かと思いきや、店内は50年代のアメリカを彷彿とさせる写真や懐かしいグッズで装飾されている。
しかし、その雰囲気にダマされてはいけない。
アメリカン・オールディーズのPOPSやロックは別にメインではない。
自ら音楽は演らないと公言するマスターには、ジャンルへのこだわりが皆無。
ロックやPOPSはもちろんのこと、レゲエ、ソウル、ジャズ、弾き語りから歌謡曲、演歌まで、ここではあらゆる音楽のライブが繰り広げられる。
ステージにドラムセットが置かれる一方で、オープンマイクのためにカラオケまでセッティングされているのだ。
プロ、アマチュアを問わず、聴いているお客さんにも徹底的に楽しんでもらおうという趣向である。
ライブのない夜は、お店が開くのは深夜0時をとうにまわってから。ススキノで働く人たちが、お昼ちかくまで飲んで歌って楽しめるお店というもう一つの顔を持っているお店なのだ。
カウンターとテーブル席を合わせて20席。
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